お太鼓10(六通柄の帯が短い場合の対処方法)
帯が短くて胴に2回巻いてからお太鼓を作るのが難しい場合の対処方法です。
先にお太鼓を作る長さを確保しておき、それから胴に巻いています。
六通柄の帯の場合は胴に巻く回数は1回になります。
改良枕を使って短い帯でお太鼓を結ぶ方法もありますので、お太鼓12(改良枕) も参考にして下さい。
1.帯揚げをかけた枕をタレ先より約70㎝のところに枕の山がくるように当て、背中につけます。
(お太鼓は約70㎝あれば作ることができます。)
2.枕の下の帯を三角に折りたたみます。
3.前に出したい部分を決めてクリップでとめます。
4.余った帯は枕の下で折りたたみます。
5.折りたたんだところを押さえるように帯を巻き、左側をクリップでとめます。
手先はひとまず前でとめておきます。
(胴に2回巻くと無地の部分が前にくるので、1回しか巻きません。)
6.仮紐でお太鼓を作ります。
7.前でとめていた手先を後ろに持ってきて、仮紐の通っているお太鼓の中に通します。
8.手先が長い場合は左側の手を内側に折ります。
胴に1回しか巻いていないので、手先が長くて7、8の方法が難しい場合
手先をお太鼓の入口まで内側に折ります。
手を仮紐の通っているお太鼓の中に通します。
手先が長い場合は右側の手を内側に折ります。
9.帯締めでお太鼓を作り、仮紐とクリップをとります。