萬福寺
萬福寺（まんぷくじ）について
御本尊：釈迦如来
宗旨：黄檗宗（おうばくしゅう）
山号：黄檗山
由緒
承応（じょうおう）3年（1654年）、中国福建省から渡来した隠元（いんげん）禅師が後水尾（ごみずのお）法皇や徳川四代将軍家綱（いえつな）公の尊崇を得て、寛文（かんぶん）元年（1661年）に開創されました。
建造物は中国の明朝様式を取り入れた伽藍（がらん）配置です。
創建当初の姿そのままを今日に伝える寺院は、日本では他に例がなく、代表的な禅宗伽藍建築群として、主要建物二十三棟、回廊、額、聯などが国の重要文化財に指定されています。
（『萬福寺のパンフレット』より参照）
萬福寺の写真
総門
三門
天王殿
寺の玄関として設けられています。
中国では一般的な建て方で、布袋尊（弥勒菩薩の化身）、韋駄天像、四天王をお祀りしています。
天王殿の布袋像
大雄宝殿（だいおうほうでん）
本堂であり、最大の伽藍です。
日本では唯一最大のチーク材を使った歴史的建造物です。
法堂
勾欄は卍くずしの文様になっています。
開梆（かいぱん）
斎堂前にある魚板。木魚の原型とされ、叩く音で法要や食事の時間をしらせます。
目を閉じることのない魚は不眠不休を象徴し、口からは煩悩珠を吐き出しています。
日夜修行に励み清い心を持つようにと僧侶たちを叱咤する姿です。
三門を入ったところにある魚板
『優しくなでて、優しくたたいて、運をつかもう』
開山堂
通玄門
境内の道は龍の背中を表してるそうです。
伽藍はすべてが屋根つきの回廊で結ばれています。
萬福寺の御朱印
萬福寺の所在地
〒611-0011 宇治市五ケ庄三番割34
