醍醐寺
醍醐寺(だいごじ)について
御本尊: 薬師如来(やくしにょらい)
宗旨:真言宗
山号:深雪山
由緒
貞観(じょうがん)16年(874年)、聖宝(しょうぼう)尊師の努力で開創されました。
延喜(えんぎ)7年(907年)、醍醐天皇の御願寺(ごがんじ)となり、薬師堂が建立されました。
室町時代の応仁の乱で伽藍のほとんどが焼失しましたが、唯一五重塔だけが焼失を免れました。
その後、醍醐寺第80代座主・義演(ぎえん)准后の努力と豊臣秀吉公の帰依により復興されました。
平成6年(1994年)12月に世界文化遺産に登録されました。
醍醐寺には建造物、彫刻、絵画、書跡、工芸など10数万点もの文化財が伝えられており、そのうち約7万点が国宝、重要文化財に指定されています。
三宝院(さんぽういん)について
本尊:弥勒菩薩(みろくぼさつ)
由緒
永久(えいきゅう)3年(1115年)、醍醐寺第14世座主・勝覚(しょうがく)僧正によって創建されました。
醍醐寺座主の居住する本坊として中核を担ってきました。
慶長(けいちょう)3年(1598年)、豊臣秀吉公が催した「醍醐の花見」を契機に整備され現在に至っています。
(『醍醐寺のパンフレット』『京都・観光文化検定試験公式ガイドブック』より参照)
醍醐寺の写真
西大門(仁王門)
慶長10年(1605年)、豊臣秀頼公が再建しました。
五重塔(国宝)
醍醐天皇の菩提を弔うために朱雀天皇が承平6年(936年)に起工、村上天皇の天暦5年(951年)に完成しました。
京都府下最古の木造建築物です。
高さ:約38m
金堂(国宝)
豊臣秀吉公の命により紀州(和歌山)湯浅の満願寺(まんがんじ)本堂を移築したと言われています。
観音堂
こちらで御朱印がいただけます。
弁天堂
音楽などの学芸や知識の女神である弁才天(七福神の一つ)が祀られています。
三宝院の写真
建物の中は写真撮影ができませんが襖絵を見ることができます。
豊臣秀吉公が基本設計した庭園です。
唐門(国宝)
創建時、門全体が黒の漆塗り、菊と桐の四つの紋には金箔が施されていました。
平成22年(2010年)、創建時の姿に修復されました。
醍醐寺の御朱印
観音堂で頂ける西国三十三所観音霊場、准胝観音の御朱印
三宝院の御朱印
醍醐寺の御朱印帳
御朱印帳は数種類あります。
観音堂でも三宝院でも購入できますが、参拝客が多い日は観音堂の御朱印帳は売り切れることがあるらしいです。
醍醐寺の所在地